嘉興蔵は、明末(万暦17年/1589年頃)から清初にかけて江南地方で開版された民間による大蔵経出版事業の成果であり、それまでの大蔵経が踏襲してきた折本形式を袋綴形式に変更したという点にも特徴がある。このため、方冊藏と呼ばれることもある。テクストは先行する明代の勅版北蔵を底本としつつ、宋代・元代に刊行された2つの大蔵経を対校本とし、1676年には、続蔵・又続蔵をあわせて1618部7334巻という大蔵経としては膨大な分量となって完成をみた。
相关导航
没有相关内容!
暂无评论...
嘉興蔵は、明末(万暦17年/1589年頃)から清初にかけて江南地方で開版された民間による大蔵経出版事業の成果であり、それまでの大蔵経が踏襲してきた折本形式を袋綴形式に変更したという点にも特徴がある。このため、方冊藏と呼ばれることもある。テクストは先行する明代の勅版北蔵を底本としつつ、宋代・元代に刊行された2つの大蔵経を対校本とし、1676年には、続蔵・又続蔵をあわせて1618部7334巻という大蔵経としては膨大な分量となって完成をみた。